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けーた

エミちゃん…今どうしてるかにゃあ…
そんな事を考えていた
…いやそうして考えないようにしてみたのにゃ
ケータが妖怪が見えなくなってどのくらいか
ケータは普通に人間として、
人間の世界で生きているにゃん
それでもにゃんか…ケータと一緒に居ちゃうにゃ
本当は良くないことかもしれないニャン…でも
おれっちの事を見えなくても…覚えてなくても
心配だから…どこまでも普通なケータが
おれっちが心配する事じゃないかもしれないけど
友達だからかにゃ…
本当に普通に戻ったケータ、
おれっち達を完全に見えなくなって
それから考えてたにゃん
ケータが死んでしまったら…
普通に妖怪に変化するのかもしれにゃいけど
そんな後悔はして欲しくない
フクザツな心境ってやつにゃ
まぁケータを心配なやつはおれっちだけじゃないけど
ウィスパーなんて
転ばないようにどか言って小石をどかしたり
…まぁその石が犬にあたって追いかけられてたり

ケータはどんどん歩くのも、喋るのも
ゆっくりになったが
幸せそうにフミちゃんと、娘と息子と
一緒に居たりして
あぁ、ケータ、幸せにゃんね
だんだん、杖を着いて歩きはじめて
もうそろそろお別れだと気づく
後悔なんてない、そんな顔だったから
ある日、ケータは死んだ、
特ににゃんの変哲もない
ポカポカとしたいい天気
家族に見守られて
安らかな顔で
いつの間にか視界が歪んで
涙がポタリポタリと地面に当たる
残されるってこんなに辛い事だった
おれっちは、残した側だったから
けど、ウィスパーは少し大人びて見えた
静かに手を合わせ
戻るべき所に私も戻ります
そう言って
ウィスパーはケータの家に帰ってくることは無かった
おれっちは地縛霊、
縛られた地はえみちゃんの家でも、
引かれた交差点でもなく
ケータの居場所だった
2021/02/24 18:35更新 / サラダ丸/蕾 咲来

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#妖怪ウォッチ #未来 #捏造設定 #死にネタ