「ん?咲夜、それはどういう事?」
レミリアは困惑していた、あんなにも冷静な咲夜が
困ったような表情で
"外が森"
というのだ、
咲夜をもしかしたら働かせ過ぎたのかもしれない
そう思いばっとカーテンを開ける、
すると…
「森…ね」
そう、一面森だった、いや、正確には山
下の方を見ると川があって池がある
間違いなく今まで紅魔館があった場所では無かった
幻想郷のどこかとも思えない、見覚えが無いのだ
しかし、レミリアもさすがに幻想郷の住人で、
まぁ面白いからいいか、そう思ったようだ
そしてそう思ったのとほぼ同時に
館の中が何やら騒がしいことに気づく
それは音、という意味もあるが気配だ
レミリアは思う
少しは強そうね
まぁせいぜいフランのいい玩具ってとこかしら?
つまりは障害とは思っていなかった
そして扉が開かれる音がする
咲夜は何故か止めなかったようだ
すると目の前に来た金髪の妖怪が言う
「勝手に入って早々悪いが
お前ら、なんの目的でこの世界に来たんだ?」
そう堂々とした立ち振る舞いで。
レミリアも堂々と
「お茶をしていただけなのだけれど、
何か用なら後にしてちょうだい」
そう言った
するとそれを聞いた金髪の妖怪は少し考え
これ毎回やっぱ確認すんのめんどくせぇよな…
前危険な事が起きたのは事実だがこんな風に
迷い込んでくるやつもいるしよ…
と少しダルそうに思う
しかし
まぁ王としての義務を果たさない訳にはいくまい
「つまりは迷い混んだんだな、それなら『俺』が
元の世界に戻せる方法を知ってる、とりあえず帰れ」
そういうとレミリアは少しムッとして
「後にしてって
言葉の意味がわからなかったのかしら?
それにせっかく来たのにすぐに帰れなんて
嫌よ、つまらないもの。」
「お嬢様」
「なに、咲夜」
「少し紅魔館の中を案内した方が宜しいのでは」
おそらくこの"地"で王の地位に立つ者
レミリアは格下としか考えはいないが
咲夜はこの状況で異物は我々だと判断し
すぐに帰るのがいいとは思うが
お嬢様がそれは望まないという、
なら問題のないと見せる方が良いと咲夜は考えた
そしてレミリアは咲夜の考えを理解し
咲夜に案内するように言う
1番相手に不信感を持たせずに案内出来るだろう
そして金髪の妖怪は言う
「あ、そうえば名乗り忘れていたな
俺はエンマだ、妖魔界を統べる王…って所だ」
それを聞いてレミリアは
「ふーん…そう、私はレミリア・スカーレット、紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ、覚えておきなさい」
そう言いつつ思う、随分軽い感じの閻魔であると
それはそう思うだろう、レミリアの知る閻魔は
あの説教マニアなのだから
あんな堅物じゃなくてよかった
そうレミリアは少し安堵するのであった。

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あとがき

次の話から推しと推しのやり取りが見られるヒャッフイ!!
(大王様とフランちゃん)

2020/07/12 17:23 サラダ丸/蕾 咲来

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