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エピソード13「会いたい人に会えるんだって」[中編]

カイリ「ここどこ…?」

こんにちは、カイリです。今、僕はどこにいるか分からない状況です。何故かと言うと時は遡り10分前…
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鶴乃「何かあったら連絡して!私とカイリくんは別のスポット、いろはちゃんはあそこのスポット!じゃ!行くよ!カイリくん!」

カイリ「は、はい!」
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となってこの状況…

カイリ「鶴乃ちゃん、迷子?迷子ですか?」

鶴乃「ん?」

何?その自信に満ちた顔!!迷子だよね!MAIGO!

鶴乃「大丈夫!私がついてるから迷子になんてならない!」グッ

カイリ「えー。」

だから心配なんですよ…絶対この人って頭悪いよー。

鶴乃「ふんふん♪」

カイリ「大丈夫かなぁ…」
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スタート地点は男の人の家、え、

いろは「これ、町おこしのスタンプラリーだよ?!鶴乃ちゃん!」

スタンプラリーとは聞いていなかったので(というか知らなかったのかな?)少し驚いた私はとにかくやることに…

いろは「“逢瀬を重ねた路地裏„、“追い詰められた南門„、“切り捨てられた旧宅地„、これが最後っと!何か本当に物騒…怖いな…」

逢瀬を重ねた路地裏は“愛し合った場所„で…追い詰められた南門は“女性の身内にバレて追いかけられた„で…切り捨てられた旧宅地は“殺された„なのかな?
どうなんだろう…

私が勝手な考えをしていたら後ろから聞き覚えのある「環さん?」という優しい声がした。

いろは「やちよさん!?」

やちよ「あなた何してるの?」

いろは「あ、あぁ、その、スタンプラリーを回ってて。」

やちよ「妹さんを探すと言ってたわりには随分呑気ね。」

いろは「い、いや、ただ、ちょっと… “口寄せ神社のウワサ„調べてて。」

やちよ「それでこのスタンプラリーに辿りついたと?驚いたわ、思ったよりちゃんと調べてるのね。でも、あなたは手を引くべ「それはできません!」っ!?」

いろは「うい、ういを見つける手がかりなんです!」

やちよ「そ、そう、けど危険だと思うわ…本当に危なくなったら逃げなさいね。」

いろは「大丈夫です!カイリくんもいますので!」

やちよ「彼も?」

いろは「はい!というかやちよさんもスタンプ集めてたんですか?」

やちよ「ああ、ここで最後なのよ。って、AとB!?」

いろは「AとB?!」

私はAとBという言葉に驚く…まさか、二人で回るものだったなんて…出直そう…

私が体をクルリと回すとやちよさんが私の肩をガシリ。

いろは「なんです、か?」ガタガタガタ

いきなり肩を捕まれ私はガタガタと震える。何かしたかなぁ?

やちよ「あなた用紙の英語何?」

いろは「私、ですか?!Aですっ!!」

やちよ「何の因果かしら…私はBだわ。」

いろは「それじゃあ!」

やちよ「えぇ。」

いろは「どうするんですか?」ニコニコ

やちよ「は?」

私がどうするのかを問うとやちよさんの顔が歪んだ。あれ?

やちよ「あなた説明読んでなかったの?」

いろは「はい、スタンプラリーということに気をとられていて。」

やちよ「いや、それでも説明は読むでしょう?!意外とあなた抜けてるのね。」クスクス

なーんか貶された気がする…

いろは「やちよさんこそAとBがあること知らなかったじゃないですか…」

図星をつかれたからだろうやちよさんな「うっ」と言って左眉毛をややあげている。

やちよ「因に私もどうするか分からないわ。」

今さっき言われた言葉を返したい。

いろは「AとBの後に書いてあると思うんですけど…」

もう、何なんだろう…説明を読み進めるとこう記してあった。
“AとBふたりの紙を線に合わせて重ね太陽に透かしてみると重なったスタンプが地図になって二人を導いてくれるでしょう。„
そして重ねると現れた場所は……

いろは「水名…神社…」

やちよ「なんてことないスポットね。水名では有名な神社よ。」

いろは「ここが口寄せ神社だったりは…」

やちよ「だったらよかったわね。でも、以前調べたけれど何も起きなかったわ。」

いろは「そう、ですか。」

やちよ「せっかくだしゴール…しときましょうか?」

いろは「そうですね。」

私とやちよさんは巫女さんにスタンプラリーの用紙を渡した。そして、次に告げられる言葉に驚く。

巫女「こちらの石の前でお互いの想いを伝えてください!」

!?

巫女「ここの石はお話の男女が再会した場所と言われているんです。」

知ってます、再会したのは知ってますけど石の前だったのは知りません。けど、待って下さい。今さっきなんていいました?
私の心の中の考えをよそにまた次の説明をする。

巫女「こちらで想いを伝え合っていただいたあと、景品に縁結びのお守りをお渡しします!」

めちゃくちゃにこやかに言いますが結構恥ずかしいですよ?もう、私もやちよさんも顔が真っ赤です!
やちよさんはボソリと「なんて、恥ずかしい……」と呟いてました。
と言ってもやちよさんへの“想い„って?!

やちよ「行きましょう、環さん。」

いろは「やちよさんはえっと、何を考えてるか分からない人で…」

やちよ「言うの?!」

いろは「へっ!?あっ…」

私は自分の顔の前でブンブン手を振り回し言葉を続けた。

いろは「あっ、あのつい!!ごめんなさい!」

私が慌てふためく姿にやちよさんは「ぷっ」と言ったかと思うと「あなた素直過ぎるわよ」と笑われた。
凄く恥ずかしかったけど、でも、それと同時にこんな顔もするんだなって自然と笑顔が溢れた。

やちよ「ふふ、もういいわ、何でも言いたいこと言ってちょうだい。」

いろは「な、なんでもって言われると逆に…」

私はうつ向き言葉を続けた…まだちゃんとやちよさんのことは分からないけどこれだけは確かだ。

いろは「やちよさんのことは最初は意地悪されて嫌な人かと思いました…でも、認めてくれたり助けてくれたり…だから、本当はいい人なんだなって思ってます。」

やちよ「そう、因に私はあなたのことこう思ってるわ。」

風がサァァっと吹くとほぼ同時にやちよさんは言葉を放った。

やちよ「“怖くなるくらいまっすぐだ„って…」

いろは「え?それってどういう意味……?」

やちよ「さて、どういう意味かしらね。」

そういってやちよさんは“えんむすび„と書かれたお守りを手にする。
それは、いいんだけど…でも、さっきのやちよさんの表情はどこか寂しそうだった…何かに怯えているようだった…私にはそう思えた。
2020/09/16 17:24更新 / 夏倉 天
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■作者メッセージ

お久しぶりでぇぇぇぇぇっす!!!(?)今回も「マギアレコード・魔法少年カイリ 魔法少女まどか☆マギカ」を読んで頂きありがとうございます!

いやぁ、最近勉強だので書けませんでした(笑)今回は口寄せ神社のウワサで男と女が再会する話の“切り捨てられた旧宅家„とかを自分ならこう思ったなと思っていろはちゃんを通して伝えさせて頂きました!
今回は割りとオリジナルなセリフも入れています!あと、やちよさんの“怖くなるぐらいまっすぐだ„っていう言葉の時の顔が寂しげに見えたのでそう表現させてもらったりしました!(友達に「このやちよさんどう見える?」と聞いたら美人と言われました。)

少し涼しくなってきましたね!(多分!)まだ、コロナとかが続きますが体には充分気をつけて過ごします!
今回のあとがきが長文で失礼しました!次は8時以内に投稿すると思います!では!ふんふん♪


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