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エピソード21「天音姉妹」

僕は気を失っていた。その間に見た夢を話そう。
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カイリ『つるのちゃんは、ゆめとかないの?』

鶴乃『うーん、つるのはねー!カイリくんのおよめさんっ!』ギュッ

カイリ『ぼくはつるのちゃんのだんなさんになるっ!』

鶴乃『じゃ、やくそくだね!つるのがむかえにいくからまっててね!』

カイリ『うん!まってる!』
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今思えば迎えに行くのは僕…だよな。あの日の約束はもう、叶わないよね。
そうだ、僕は鶴乃ちゃんに絶望された。例え記憶が戻ったとしても僕を許してくれるはずがない。あるわけがないんだ。そう思いながらゆっくりと目を開けた。

カイリ「……僕は…気を失って。」

まだハッキリとしない意識で何があったかを思い出す。

カイリ「そうだ!いろはさんっ!」グラッ

まだ意識がハッキリしないものだから僕はフラつきソファーから落ちる。

カイリ「わっ?!」

ドテッ

カイリ「てててて…」

環さんもそうなんだけど…あの金髪の子…フェリシア…ちゃん。だっけ?どこ行ったんだ…まさか、二人とも姉に連れられて…

いろは「カイリくん?」

カイリ「環さん?!無事だったんですか?」

いろは「うん、何ともないよ。」

驚いた。てっきり連れて行かれたのかと…

みのり「まとめて連れて帰ってきたわ。」

カイリ「わぁぁぁっ?!」

僕はいきなり現れた姉に驚く。しかも人の心を詠んだかのように言葉を発するな!

みのり「実の姉に失礼ね。」

カイリ「だって敵と一緒の空間にいるんだ。そりゃ驚くだろ?!」

みのり「敵……敵ねぇ。」

いろは「一応助けてくれたんだから…」

カイリ「けど、このまま環さんを拐うつもりだろ?!」

みのり「拐いわしないわね。だって、親子さんが困るし私の場所が皆に知られてるし…ね?」

カイリ「っっ!」

確かにそうだ…でも、もし、親子さんが海外とか旅行に行っているとしたら僕たちを放っておけばよかった…なのになぜ?

みのり「にしてもまさか“憎悪のいろは„ちゃんに太刀打ちできる魔法少女がいるなんて…」ボソッ

カイリ「え?」

みのり「ううん、何でもない。とにかく今は一緒に手を組んでフクロウ幸運水のウワサを調べてほしいの。」

いろは「何でですか?」

みのり「私一人じゃ少し手間が掛かるかもしれないわ。(私に操る能力があるとはいえ、相手もウワサを作れる…何があるか分かったもんじゃないわ。)」

姉さんが真剣な顔で言ってる。よほどなんだろうな。

カイリ「僕は…」

いろは「分かりました、今回だけ手を組みましょう。でも、もし、何か手を出せばただじゃおきませんよ?」

カイリ「環さんっ?!」

いろは「いいのこれで。」

カイリ「………。」

何を考えてるんだ?

みのり「じゃ、決まりね♪」

カイリ「ね、ねぇ、フェリシアちゃんは?」

みのり「外で暴れてるわよ。」

姉さんがベランダを指差すと本当に暴れまわっていた。

フェリシア「うぉぉぉぉぉっ!!」

カイリ「フェリシアちゃん…」

みのり「ねぇ、あなた。」

フェリシア「ん?」

みのり「一緒に戦ってくれない?」

フェリシア「何かくれんなら手伝ってやってもいいぜ?傭兵としてな!」

みのり「じゃあ、そうね…お礼にラーメン奢ってあげる!」

フェリシア「おー!乗ったぁっ!」

みのり「あなた達もね♪」

カイリ「……怪しい…」

僕達はフクロウ幸運水のウワサを調べ始めた。勿論、やちよさんや鶴乃ちゃんも一緒だ。鶴乃ちゃんはフェリシアちゃんを見つけると「あーーーーっ!深月フェリシアーー」と叫んでました。それはさておき、路地裏に入ると結界が張られていた。魔女のものではない。ウワサだ。

カイリ「………!」

暫くすると二人の少女が現れた。

??「よくここに辿り着きましたでございます。」

??「ビックリだよ。」

みのり「あなた達は?」

月夜「私は【天音月夜】にございます。」

月咲「【天音月咲】だよ。」

姉妹か…瓜二つだ…

やちよ「あなた達、このウワサに詳しいの?」

月咲「そりゃ、ここにいるんだから詳しいに決まってるよ。」

天音姉妹「ねー。」

カイリ「息ピッタリに声を揃えてる…どんだけ仲いいんだよ。」

鶴乃「私だってやちよと仲いいよ!ねー!」

やちよ「……………。」

鶴乃「…………。」

やちよ「あ、ねー?」

鶴乃「遅っ!」

いろは「二人共、そんなこと言ってる場合じゃないですよ!」

カイリ「そうですよ、えっと、天音さん。これはどう言ったウワサなんですか?」

月夜「いいでしょう、教えて差し上げます。月咲ちゃん。」

月夜「フクロウ幸運水は24の幸運が押し寄せてくる。」

いろは「だから最初の紙切れが24だったんだ。」

月咲「でも、カウントが0になっちゃうと幸運だった分の不幸がやって来る!」

やちよ「なんて物騒な…」

月咲「でも、ちゃーんと飲み続ければ大丈夫だよ!」

するとウワサの使い魔かなんかが水を差し出してきた。

鶴乃「ちゃーーーっ!」

ボゴォン

鶴乃ちゃん普通に使い魔?を吹っ飛ばした。

やちよ「0になったら何が起こるか分かったもんじゃないわ。」

月咲「だから不幸が押し寄せてくるんだって。」

カイリ「それでも、ウワサを倒せば何とかなるんでしょ?じゃあ、カウントが0になるまでに倒す!」ダッ

月咲「どこへ行くの?」

カイリ「ウワサを探します!」

月咲「無理だよ、見つからない。」

月夜「月咲ちゃん、もう退きましょう敵と話過ぎでございます。」

月咲「そうだね。ねぇ、ウチらについてくる人はいる?そこの頭の回転が速い猪突猛進と見知らぬ“魔法少年„とベテラン魔法少女以外で。」

は?僕は固まってしまった。今、“魔法少年„って言ったよね?ここに来たからか?それともキュウべぇからか?

フェリシア「オレ、行くー!」

みのり「ええ!?一緒に戦ってくれるんじゃないの?!」

フェリシア「だってコイツら悪そうな奴じゃねーじゃん!」

月夜「じゃあ、行きましょう。」

やちよ「待ちなさい…」

フェリシア「何だよ、離せよ。」ブンッ

フェリシアちゃんはやちよさんの手をふりほどき天音姉妹とどこかへ行ってしまった。って、普通に僕らの間通りすぎて行ったのに誰も止めなかったの?!
2020/11/02 17:47更新 / 夏倉 天
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■作者メッセージ

今回も読んで頂きありがとうございます!あ、ハロウィン編書くの忘れてた!よし、書こう!次週も読んで頂けたら嬉しいです!ふんふん♪


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