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エピソーゾ07「かえでとは絶交だからっ!」[後編]

キュウべぇ「ねぇ、みのり。僕からの質問なんだけど…」

みのり「ん?なぁに?」

キュウべぇ「どうして君は彼を【麻倉カイリ】を魔法少年にしたのに排除しようとしているんだい?」

みのり「…………。」

キュウべぇ「言いたくないのなら別にいいけれど…」

みのり「それが…分からないの。」

キュウべぇ「どういう意味だい?」

みのり「私があの“ウワサ„で設定したのは魔法少女の排除のみ…カイリを排除するというのは設定してないわ。」

キュウべぇ「じゃあ、他に誰かがウワサを作れる人物がいるという事かい?」

みのり「それしか考えられないわ…“絶交階段„というウワサを作った覚えがないもの。もしかしたら…カイリの事を排除しようとしているのは…」
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僕達はゲームセンターで水波さんを見つけた…凄く睨まれてる…

レナ「アンタ誰?」

水波さんは僕の方を見て言葉を出す。

カイリ「僕は【麻倉カイリ】!中学2年生です!この回の前編で教えましたよね?!」

レナ「あっそ!」

聞いといてそれぇ!?酷い…

レナ「で?何?ももこに言われて来たならほっといてくんない?レナ、かえでと仲直りするつもりないから!」

いろは「そ、そうじゃなくてね…」

レナ「じゃ、何よっ!」

いろは「ひっ!」ビクッ

レナ「というかあんた…レナを怪我させといてどうして平然と話しに来てるわけ?」

いろは「え?」

カイリ「それは…環さんの意思じゃ…」

レナ「ふん!まぁ、いいわ。用がないなら帰って。」

いろは「え、えっと…レナちゃんも“さゆさゆ„が好きだって聞いて!」

レナ「え?!あんた…さゆさゆ知ってるの?!」

いろは「う、うん。」

レナ「マジ!?最高だよね!歴史と浪漫の刀剣アイドル!さゆさゆこと【史乃沙優希】」

いろは「(あー、そういう系なんだぁ)


環さん…マヌケな顔になってる…疎いんだ…そういうの…

カイリ「それで、新西区の建設放棄地でゲリラライブがあるらしくて…一緒に行かないかなって。」

レナ「(やっぱり…そういうことか。)もっちろん!行く行く!で、ちゃんと“刀剣サイリウム„持って来た?」

カイリ「え?もちろんです。」

レナ「んなもんないわよ。」

カイリ「え?!」

レナ「やっぱり…ももこから何か入れ知恵されてたんだ…人の好きなもので釣ろうなんて良い根性してるわねれサイッテー!」

あなただけには言われたくない!けど、口に出さない…怖いから…

レナ「マジでふざけんじゃないわよ!レナ、絶対行かないから!!」

いろは「ど、どうしよう?カイリくん。」

カイリ「ううっ…。謝るしか…思いつかないです。」

いろは「ごめんなさい!!」

レナ「謝るくらいなら最初からやるな!バカ!!」

??「レナちゃん?」

レナ「は?!今度は誰?って、かえで?!」

かえで「………。」

レナ「こんな所まで追って来て…レナに謝れって言うつもり?」

かえで「レナちゃん…」

レナ「レナ、今度は絶対に謝らないから!!“絶交„って言ったでしょ!?かえで意味分かってる?!」

かえで「分かってる…でも。私は仲直りしたいの!!レナちゃんとももこちゃんと3人でいたいの!」

レナ「あんたがそうでもレナは違うから!レナが謝るの待ってたって意味ないから!」

かえで「じゃあ、私が謝る!!」

レナ「は!?」

かえで「一方的に絶交って言われて納得できないし!」

レナ「ちょ、待って!一方的にって!あんたも言ってたじゃない!」

かえで「そうだけど!」

レナ「絶対に謝らないで!」

かえで「何で?」

レナ「何でって!!っっ!」タッ

いろは「あ、逃げた!!」

僕達はレナさんを追いかけ走った…てか、足速いな…

バッ

かえで「捕まえた!」

レナ「っ!」

かえで「レナちゃん、ごめんね!」

レナ「バカ!!何で謝るのよ!拐われたりしたらどうするの!?」

いろは「拐われる?まさか。」

カイリ「書いたんですか?」

レナ「…………。」

水波さんは黙り込んだ…書いたんだ…

カイリ「なにやって!!「大丈夫だよ。」秋野さん?」

かえで「ほら、何も起こらないでしょ?やっぱり、ただのウワサなんだよ。それに、私、拐われちゃうのも嫌だけどレナちやんと喧嘩したままの方がもっと嫌だな。」

レナ「かえで…」

かえで「だから…ね?仲直りしよ?」

レナ「うん…」

チャリツ

レナ「!!!」

ウワサ「せっかく絶交してやったのに…友達のフリして好き勝手ばっか言いやがって…アイツのせいで文句ばっか言われる。」

レナ「違う…」

ウワサ「アイツのせいで皆に嫌われる。」

レナ「違う…違うの!」

ウワサ「アイツはすぐ謝っちゃう。」

レナ「やめて!」

ウワサ「レナが謝れないのはアイツのせい。」

レナ「そんなこと思ってない!」

かえで「レナちゃ?」

ウワサ「もう二度と友達…」

ウワサ・レナ『戻らない。』

ブアッ

いろは「何?!」

カイリ「“魔女の結界„じゃない!」

レナ「かえで!!」

僕が水波さんの方に体を向けると秋野さんは“使い魔„とは違う何かに連れ去られていた。

シュンッ

レナ「そんな…レナのせいで…」

カイリ「水波さん…」

レナ「…名前なんて書かなければよかった…。絶交階段のウワサの通りになるなんて…"ウワサ„!そうだ!」ダッ

いろは「えぇ!?レナちゃん?!」

キィィン

いろは「うっ!」ドサッ

カイリ「環さんっ?!」

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灯花『アルキメデスの無限螺旋の応用だよ~。永久期間が実現されれば宇宙は私達が支配したも当然だよね~。ほら、』

ポッポー

うい『ホントに走った!』

??『そうかもね、でも、支配してどうするの?』

灯花『………。』

??『決めてないんだ。』

灯花『これからだよー!』

うい『ね、ねぇ…』

灯花・??『ん?』

うい『危なくない?本の山に突っ込んじゃったよ?』

ズドドドドド ボァッ

??『どうするの?これ。』

灯花『ねむが大量の本を置いてるからだよ~。』

ねむ『自分のあやまちを認めなよ灯花。』

灯花『私は何も悪くないし!』

ねむ『伝わる気がしないな…でも、自分のあやまちを気付けないのはまだまだ未熟…キミとは絶交だ。』

灯花『頭のカタイねむなんか私の方から絶交だよーだ!』

うい『もう、2人とも何回絶交したら気が…』

??『3人とも!』

灯花・ねむ『ふん!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

灯花ちゃん…ねむちゃん…うい…あと1人は誰だっけ?

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
いろは「…………。」

カイリ「良かった!目が覚めたんですね!」

レナ「アンタ、よく倒れるわね。」

いろは「カイリくん…レナちゃん。」

やちよ「こんにちは、環さん。いえ、おはようかしら。」

いろは「えっと、やちよさん。」

ももこ「おーい、まだ、意識がぼんやりしてるか?」

いろは「ももこさん。いえ、大丈夫です。」ムクッ

レナ「ちょっ、寝ときなさいよ!」

いろは「でも、かえでちゃんを…」

レナ「いいのよ、これはレナとかえでの問題だし。」

いろは「そうだけど…」

ももこ「あー、その話なんだが…」

やちよ「環さん、あなたは今回、参加を許さないわ。」

いろは「え?!どうして!?」

カイリ「最近の環さんは何か様子がおかしいし…体調も優れないようだから…」

いろは「で、でも。」

レナ「アンタ、意外と頑固ね…いいから大人しくしときなさい!」

いろは「分かったよ…」

うわぁ…環さん、少し落ち込んでる…でも、危ない目には合わせたくないからね。じっとしててもらおう。

やちよ「さて、かえでを襲ったウワサ達の結界を呼ぶためには絶交階段に名前を書く必要がある。」

カイリ「それで誰が書くかですね。」

レナ「やちよさんとももこでいいんじゃない?」

ももこ「何でだよ。」

レナ「だって、レナはもう書いちゃったし、カイリはいろはがいなきゃ書けないでしょ?」

カイリ「いや、僕だってももこさんと七海さんとは仲いいですし!多分。」

やちよ「そこは多分なのね…」

ももこ「どうする?アタシとやちよさんで書くか?」

やちよ「そうね。」

ももこ「んじゃ、そうと決まれば!!」

僕達は絶交階段のある神浜の高校へ行き絶交階段に名前を書いて屋上へ上がった。

ももこ「やちよさん、ごめんなさいろアタシが悪かったよ。許して下さい。」

やちよ「ダメ、やり直し。」

ももこ「えぇ!?」

やちよ「棒読みじゃない。」

ももこ「そんな事いうならやちよさんが謝ってみてくれよ。」

やちよ「ごめんなさい。」

シーーーーン

ももこ「なーんでだ?!」

カイリ「やっぱホントに喧嘩してなきゃ無理なんじゃないですか?」

ももこ「よし、じゃあ、レナ!」

レナ「はぁ?!」

ももこ「早く!」

レナ「何でレナが…まぁ、いいわ。かえで。ごめんなさい。」

シーーーーン

レナ「何もないじゃない。」

カイリ「心からの言葉じゃないとか。」

レナ「はぁ!?」

カイリ「い、いえ。」

レナ「そんなにすぐ、仲直りしたいってなるわけないでしょ?」

ももこ「レナなぁー、そういうとこだぞ?」

レナ「仕方ないじゃない。気持ちは変えられないわよ。」

カイリ「それって、“仲直りしたくない„って事ですか?」

レナ「そんなわけないじゃないっ!何で…皆、そんな事ばっか言うのよ…かえでには帰って来てほしいわよ…このままいなくなったらますますレナが悪者になるじゃない。」

カイリ「悪者じゃなくなるために秋野さんに帰って来てほしい?ワガママが過ぎるんじゃないですか?」

やちよ「ちょっと、麻倉くん。」

今は相手が歳上なんて知るか…悪者にならないために友達を取り戻すのは違う…

レナ「なんなんの!?」

カイリ「!!」

レナ「他人の揉め事に勝手に首突っ込んで説教までして!この際だからかえでに言ってやるわ!!よく聞きなさい!!かえでっ!」

カイリ「また、アンタはそうやって逆ギレを!!」

ポンッ

カイリ「?!」

ももこ「いいから、言わせてやんな。」

カイリ「でも!」

やちよ「本音を言い合える事は大切だわ。それに、ウワサの結界を呼び出す最後のカギなのよ…」

2人がそう言うなら仕方ない。

レナ「いつもいつもいつもいつもいーっも!謝るのはかえで!怒るのはレナ!!かえではいつも善人ずらしてそうやっていい子しながらももこに助けられてればいいのよ!かえでがいなければこんな気持ちにならなかったのに!かえでなんて、きらい!キライ!大嫌い!帰って来ても絶対に仲直りしない!今度こそ、本当にホントの絶交する!かえではもうレナと友達でいなくていいよ。」

カイリ「長いだけあって理不尽だ!!やっぱ止める!!」

僕が止めようとしたその時だった…水波さんの本音が聞けたのは…

レナ「かえで…ごめんね。」

カイリ「!」

レナ「今まで友達でいさせて…レナなんかと友達にしてごめんね。」

さっきまで怒っていた水波さんの声は申し訳なさと後悔の気持ちがいっぱいで涙を流していた。

ブァッ

やちよ「結界よ!」

レナ「かえでは!」

かえで「もう、レナちゃん遅いよ!」

レナ「かえで!」

かえで「ほら、仲直りするんでしょ?」

レナ「うん、本当にごめんね。」

かえで「よぉし!早く倒そう!」

ダッ

レナ「はっ!」

かえで「やぁ!」

カイリ「僕も加戦します!」

やちよ「私も。」

ももこ「アタシも!」

レナ「よし、皆!コネクトで決めるわよ!」

レナ以外「了解!」

やちよ「ももこ!」

ももこ「あいよっ!カイリくん!」

カイリ「はい!秋野さん!」

かえで「いくよ!レナちゃん!」

レナ「任せなさいっ!喰らいなさい!!はぁ!!」

ドォォォォン

僕達はウワサを倒し結界から出た。

レナ「お帰り、かえで。」

かえで「ただいま、レナちゃん。」

カイリ「良かったですね!秋野さん!水波さん!」

レナ「ストップ、ストップ。」

カイリ「はい?」

かえで「私達の事は名前でいいよ。」

レナ「苗字で呼ばれると何か気持ち悪いから。」

カイリ「え~。」

かえで「改めて紹介するね。私は【秋野かえで】。中学2年生です。」

レナ「【水波レナ】よ。中学3年。」

カイリ「へぇー!えっ!?」

かえで・レナ「ん?」

カイリ「秋野さんって僕と同学年だったんですか?!」

かえで「カイリくんも中2!?」

カイリ「はい!」

かえで「じゃあ、私の事は【かえで】でいいよ!」

カイリ「本当にですか!?」

かえで「出来れば敬語も抜きで!」

カイリ「女の子を呼び捨てした事ないから緊張するなぁー!あ、僕の事も呼び捨てでいいよ。」

かえで「じゃあ、よろしく!カイリ!」スッ

僕は差し伸べられた手を取り。

カイリ「こちらこそ!かえで!」

僕とかえではお互いに笑顔を交わす…そして今日のお話は幕を閉じ…「ちょっと待ちなさいよ!!」なかった。

かえで「せっかくいい所で終わる所だったのに。」

カイリ「そうですよ、レナさん。」

レナ「アンタね!レナの事忘れてるでしょ!?」

ももこ「アタシの事も。」

やちよ「私は…別にいいわ。そろそろ帰るから。じゃ。」

七海さんは…いや…

カイリ「やちよさん!ありがとうございました!」

やちよ「礼には及ばないわ…」

クールだなぁ…

レナ「ちょっとアンタ!」

カイリ「はい?」

レナ「レナにも敬語無しにしなさいよ!」

カイリ「でも、歳上ですし…」

レナ「そんなもん知らないわよ!あと、“さん„は嫌だから!」

何?!このすっごいワガママな人!

かえで「仲良くなりたいんだよ。だから、お願い。」

カイリ「かえでが言うなら…レナちゃん…よろしく。」

レナ「ふん!握手ぐらいしてあげるわよ!」

ツンデレなんだな…

カイリ「よし、じゃあ僕はこれで!」

ももこ「あぁ。で、これに巻き込んでしまったお詫びは今週の日曜日でどうだ?」

カイリ「でも、僕はあんまり何もしてませんよ?」

ももこ「巻き込んでしまったお詫びだって言ってるだろ?いろはちゃんにも伝えといてくれ。」

カイリ「すいません、ありがとうございます!」

僕は今日で沢山の仲間と友達が出来た。

環さん、ももこさん、やちよさん、レナちゃん、かえで…これからはこの5人で魔女やウワサを倒すんだ!

2020/07/20 17:29更新 / 夏倉 天
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■作者メッセージ

今回も「マギアレコード・魔法少年カイリ 魔法少女まどか☆マギカ」を読んで頂きありがとうございます!

今回は一番長いお話でした!しかも、この後編の総文字数は5519!?皆さん疲れましたよね!?すいません(汗)

次からは少しオリジナルの話を入れたりします!(もうすぐ鶴乃ちゃんだー!)あ、ちゃんとかえでちゃんとレナちゃん主役になってましたよね!?

因にこの回が一番好きなんですよ!では、また、次回!ふんふん♪


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