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エピソード27「最強を決める大会。ももこVSかえで」

一回戦から激戦だった。
でも、二回戦はどうだろう? かえでには失礼だけど勝ち目ないと思う。
だって相手はももこさんだもん。まず、僕じゃ勝てないね。

「それでは二回戦始め!」

「いくよ、ももこちゃん!」ダッ

「ん」サッ

「はぁっ!」バッ

「ほい、と」サッ

「かえでちゃん、やっぱり圧されてますね……」

私はやちよさんに問いかける。
でも、やちよさんにはそうは見えないようだ。

「やちよ」

「ええ」

鶴乃ちゃんも同じだそう。

「あの、どういうことですか?」

私はやちよさんに聞いてみる。

「一見かえでの方が圧されているよに見えるけど……逆よ」

「え?!」

カイリくんが驚きの声をあげる。

「うん、ももこの方が圧されてるね」

「どういうことですか?」

「よく見てみれば分かるよ」

「……」

私とカイリくんは二人の戦いを見てみる。

「あ!」

「環さん?」

「ももこさんはさっきから攻撃をしていない! 避けているだけだ!」

「そう、ももこは避けるので背一杯なのよ」

「詰められて戦われてるからね。ももこは大剣を振れない」

「大剣は重たいから振り上げる時にほんの少し時間をロスする」

「あんなに詰められて戦ったら剣を振り上げた時、攻撃されたら終わりよ」

「じゃあ、かえでの方が有利?!」

「さぁ……ももこ、どうする?」

「ももこちゃん、避けてばかりじゃ勝てないよ! 自慢の大剣で戦ってみなよ!」

「んー、いうねぇ! そんな詰められちゃ振れるもんも振れねぇんだよなぁ」

「もっと詰めるよ!」

「んー、拳でいくかー」タッ

「離さないっ!」

「ふぅ、強くなったな」サッ

「真っ正面に構えて当たると思ったの?!」サッ

「うん、その通り」

バキッ

「ぐふっ?!」

「あれ?!」

かえでちゃんが避ける前に一発いれた?! いや、かえでちゃんには触れてない……

「真空波……」

「上手いわね」

かえでちゃんは体制を取り直しもう一度ももこさんに挑む。

「っっ!」ダッ

「よっと」サッ

ガシッ

「あぁっ!」ギョッ

「そらっ!」ポイッ

ヒューーーーーン

ポチャンッ

「よし、終了」

勝負はほぼももこさんの圧勝だ。
次はレナちゃんとフェリシアちゃん、だけど……

「フェリシアちゃんは?!」

「そういえばどこへ行ったのかしら?」

「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」

「おぉ、走って来た」

ズザザザザザッ

「しょーぶだ!」
2021/02/18 16:19更新 / 夏倉 天
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