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エピソード35「こんなにも惨めだから、何も信じたくない」

灯花ちゃ....ん? 初めまし....て?

「灯花ちゃん、どういうこと?」

「どうもこーも、講義だから来てもらったんだよ」

「そうじゃなくて!」バッ

私が灯花ちゃんに近づこうとするとカプセルが行く先を阻んだ。

次にカプセルが下に閉まる時には目の前にみふゆさんがいた。

「お引き取り下さい、いろはさん」

「っ! 灯花ちゃんはこんなことするような子じゃありません! そこを退いて下さい!」

「〜♪」

灯花ちゃんは鼻歌を歌っている。

「ねぇ! 灯花ちゃん! ういのこと覚えてる? 灯花ちゃんとものすごく仲が良かったの! 私の妹なんだけど」

「ん〜? 記憶にないなぁ」

「嘘! 灯花ちゃんはねむちゃんとういと私を入れて親友だって!」

「もぉー、しつこいにゃー! ういって子の記憶は私の大脳新皮質には記憶されていないの」

「そんな!」

「とりあえず講義始めるよー」

私たちは講義を受けることにした。
大きなスクリーンに映像が映し出された。

「まずは魔法少女理論その1。Aさんはある日魔法少女になりました。そしてとても強い魔女と戦います。ですが、Aさんのソウルジェムは砕けました」

砕けました?

「さて、Aさんはどうなったでしょうか? はい、透明人間さん!」

「え? えーっと、魔法が使えなくなる?」

「うーん、ちょっと違うなぁ。じゃあ、最強さん!」

「えーっと、魔法少女の使命から解き放たれる」

「間違いじゃないけど、やっぱり不正解!」

「じゃあ、どうなるの?」

カイリくんが灯花ちゃんに問う。

「麻倉カイリ、魔法少女は、いや、麻倉カイリの場合は魔法少年だね。とにかく私たちは願い事を何でも叶えてもらえる代わりに魔法少女となった。その時にできたのがソウルジェム。さぁ、キュウべぇは何を“対価”と言った?」

「魂を“対価”として」

「そ、魂を対価としてできたのがソウルジェム! つまり....死亡しました」

「え?」

鶴乃ちゃんが声をあげた。

スクリーンには“死亡”“逝きました”“お陀仏”と映し出されている。

「そんな」

「はーい、次! 魔法少女理論応用その1! 記憶の追体験をしてもらうよ!」

私たちはゴンドラのようなものに乗せられた。

そして、凄い眠気に襲われ瞼を閉じた。
2021/07/30 17:35更新 / 夏倉 天
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■作者メッセージ

いよいよ小説も終盤です!
マギレコ、もうすぐ二期ですね!
楽しみです!
では次回もお願い致します!
ふんふん♪


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